- 作業時間:30分
- 作業の難易度:簡単 ★☆☆☆☆
- 部品代(DIY/プロ):3,000円/5,000円 ※工具代除く
- DIYの感想:とにかく簡単で達成感が大きいので全オーナーにオススメです!
どもっ!いじリーマンです。
この記事では車いじり初心者の私が「ひとりでエンジンオイル交換が出来るようになるために学び実践したこと」を画像付きで説明します。
この記事を読んでDIY出来るようになれば,一気に車に詳しくなった気分を味わうことができて、さらに,交換の費用を節約することも可能です。
これまで洗車しかしたことのないそこのアナタ。
ぜひ私といっしょにオイル交換をマスターして,車いじりの魅力にドップリとはまりましょう。
今回作業した車の紹介
【入手方法】県内でヤフオクに出品されていたミラジーノを46,500円で落札したものです。(ヤフオクでの初めての車購入でしたが,売り手の青年がとても良い人で安心して取り引きできました。ほんとうに感謝です🥲)
【購入理由】昔から車いじりに興味はありましたが実践経験はほぼゼロの私が,楽しみながら整備経験を積むため、安くて程よく古く手入れが必要な車を探していました。この車両はエンジンは快調でしたが,ボディに傷ありサビあり,ブレーキ固着あり,タイベル交換歴?で私のニーズにピッタリのDIY専用車です。
素人でも出来る!失敗しないDIYオイル交換のコツ【準備編】
エンジンオイルの交換は慣れてしまえばとても簡単なので初心者DIYチャレンジャーにオススメな作業です。
エンジンオイルを下から抜いて新しいオイルを上から入れるだけのシンプルな作業ですが、ちょっとしたコツや注意点があることを学んだので後ほど作業手順に沿って解説します。
その前にオイル交換の周期や必要機材について【準備編】としてまとめました。
オイル交換時期の目安
オイル交換は簡単作業だと言いましたがお金も時間も少なからずかかります。そうなると,交換スパンはなるべく長めに取りたいのが本音です。
交換のタイミングについてはネット情報を見ていても諸説あるようですが,いろいろと調べた結果 私なりの結論をまとめました。
取扱説明書に書かれた交換時期は限度ギリギリの交換時期が書かれているので,マージンを見て取説の半分くらいを交換周期に設定する。これが結論です。
ミラジーノの取説では1年もしくは7,500km(シビアコンディションの場合)の交換を推奨しています。中古車で取説が付いていない時にはネットで調べてみましょう。
つまり私は半年もしくは3,500kmを目安に交換するということです。
軽自動車の多くはチョコチョコ走りが多いので大抵がシビアな条件に該当します。
オイル管理上オイルが汚れて"薄い黒"か"真っ黒"か見分けられない領域に達すると、「そろそろ交換しようかなぁ」のタイミングを既に過ぎていることになります。
オイルの色が茶色と黒の間ぐらいで交換したいので,それがだいたい半年か3,500kmぐらい走行した頃ということです。
この目安に沿って交換していくと我が家には車が3台あるので、それぞれ年2回交換すると計6回交換することになります。DIYと店で交換した時の費用の差額が2,000円ぐらいあるのでDIYすることで年12,000円もの節約につながります。
オイル交換で浮いたお金で毎年12,000円分の新しい工具を堂々と買い足すことができますね。
エンジンオイルの選び方とオイル交換作業に必要な工具・材料
エンジンオイルを選ぶときの3つのポイント
下の画像はミラジーノの取説です。
オイル交換時期が決まったところで、次は”どのオイルを買うか問題”です。
カー用品店に行くといろいろ商品があってどれを選んだらよいか迷います。
そんな私のように迷ってしまう人には私がいろいろ調べて結論づけた「エンジンオイルを選ぶ時の3つのポイント」を推奨します。
- ①車両の取扱説明書に書かれた粘度(5wー30とか)を守る
- ②なるべくAPI規格の上位グレードを選ぶ
- ③交換頻度を上げることを優先するためにブランドに拘らずとにかく安いものを選ぶ
当面はこの3点を意識しながら状況に応じて使い分けるます。詳細は別記事を書こうと思いますがこの「オイル選び3ポイント」を決めた根拠は以下のとおりです。
①の粘度に関しては,車両ごとの設計に関わるものなので指定の粘度を使用しなければ「エンジン内部の摩擦の増加」や「燃費の低下」「ブローバイガスの増加」などの不具合が生じるから。
②のグレードに関しては価格に大きく影響を与える部分ですが,愛車ミラジーノはもうすぐ10万キロ。そして20歳を超えた高年齢車なので出来るだけエンジンにやさしいオイルを使いたい。
③上位グレード(SP等)のオイルを色々調べたところ,有名ブランドに拘らなければ4Lで2000円以下で買えるものがあります。無名ブランドで大丈夫?と不安があるのも当然ですが,API規格に準拠してグレード表示して販売されているものを疑い出したらキリがなくブランド品でもそれは同じ。心配しても分からないことは割り切ることとします。
1L=500円のオイルなら,ミラジーノ1回あたり1,000円ちょっと。惜しげなく交換できるのであとはやる気次第で何度でも交換できます。
【参考】エンジンオイルの5つの役割り
参考までにエンジンオイルの働きについて代表的な物を以下にまとめました。
- 潤滑作用・・・金属部品がこすれて発熱・摩耗することを防止する作用
- 防錆作用・・・金属部品がサビ(酸化)ないよう表面を覆い酸素の接触を阻む効果
- 洗浄作用・・・エンジン内部のスラッジ(燃えカス)をろ過フィルターまで運ぶ効果
- 密封作用・・・ガソリンの爆発エネルギーを効率よく動力に変換するため,ピストンの周りから燃焼ガスが漏れないように隙間を埋める効果
- 冷却作用・・・オイルの循環によってエンジンのオーバーヒートを防止する効果
5つの役割りのどれが欠けてもエンジン不調の原因になります。
しかし全てを高い次元で満足させようとするとオイル代が高価になってしまい気軽に車を走らせられなくなってしまうので車の年式や状態によって重要視したいポイントを絞るためにオイルの働きを知っておくことはとても重要だと思います。
オイル交換に必要な工具・材料
ミラジーノのオイル交換で今回使用したものを紹介します。
区分 | 今回 購入 | 工具・材料名 | 仕様 | 備考 |
材料 | ○ | エンジンオイル | グレードSP4L缶 | コメリ1,980円 |
材料 | ○ | オイルエレメント | アストロプロダクツ | 374円 |
材料 | ○ | ドレンワッシャ | 100円弱/個 | |
工具 | フロアジャッキ | 2t | 5,000円程度? | |
工具 | リジットラック(馬) | 2t×2個 | 5,000円程度? | |
工具 | 車輪止め | アストロプロダクツ | 418円 | |
工具 | ラチェットレンチ | 14mmソケット | 合計5,000円程度? | |
工具 | ○ | フィルターレンチ | アストロプロダクツ | 1,419円 |
他 | ○ | 3Lオイルジョッキ | アストロプロダクツ | 847円 |
他 | ○ | 廃油受け | アストロプロダクツ | |
他 | ○ | オイル交換済みシール | アストロプロダクツ | 110円 |
他 | キッチンペーパー | ダイソー | ||
他 | ビニール手袋 | 台所から拝借 | ||
他 | ○ | 漏斗 | ダイソー | |
他 | 廃油缶 | ペットボトル可 | ||
他 | レジャーマット | アルミ | ||
他 | 新聞紙 |
17個ものアイテムを書いたので揃えるのが大変に見えるかもしれませんね。
全くの初めての人だと,フロアジャッキ,リジットラック(馬),ラチェットレンチ,フィルターレンチ等を揃えるのに15,000円~20,000円かかります。
私の場合タイヤ交換だけはこれまでも自分でやっていたのでジャッキや馬,ラチェット類は元々持っていました。
だからオイル代程度の安い作業だと思っていましたが,初めての人には結構なハードルであることを初めて知りました。
私と共にこれから色々な整備をやりたい人なら必要経費と割り切って,この機に良い物を揃えてもらいたいものです。
ですが,そもそもオイル交換をやるのに必ずしもジャッキアップする必要はありません。今回は一般的なやり方としてジャッキアップしましたが,別記事でジャッキアップせずにオイル交換する方法も投稿したいと思います。
素人でも出来る!失敗しないDIYオイル交換のコツ【実践編】
いよいよオイル交換の【実践編】に入ります。オイルで手を汚したくない人は早めに手袋を着けて作業に取り掛かりましょう。
エンジンオイルの交換方法には,「上抜き」と「下抜き」の代表的な2通りの方法がありますが,本記事では最も一般的な「下抜き」について説明していきます。
ジャッキアップ
車体を持ち上げることをジャッキアップと言います。ジャッキアップによってエンジン下部の作業をやりやすくします。
★重要★
ジャッキアップで大切なことは”作業中にジャッキが倒れてケガをしない”ようにすること!
はじめに作業をする場所ですが,「固くて水平な場所」を選んでください。ジャッキが埋まったり,傾いたりする不安定な場所での作業はなるべく避けるか丈夫な板などをで安定させる工夫が必要です。
うちのカーポートは排水のために少し傾斜していてあまり適した場所とは言えません。が,「車輪止め」を両輪にかけて安定させてから作業するのでギリギリOKとしています。
準備が出来たら最初にフロアジャッキをエンジン下のジャッキアップポイント(ジャッキを掛けても変形しない十分に強度のある場所)にあてて,ゆっくりと様子を見ながら車を持ち上げます。
次に別のジャッキアップポイントにリジッドラック(通称:馬)をはめ込んで,フロアジャッキの高さ調整して力が均等にリジッドラックにかかるようにしたらジャッキアップ完成です。
試しにフェンダーあたりを押して揺らしても倒れることはありません。
失敗談...。
ホームセンターで安物のリジッドラックを買ったので,ジャッキアップポイントと接触する部分にゴムが付けられず,ボディー側を痛めてしまうことになっています。
早く解消しなければ…。
ボンネットを開けて今のオイル状況を確認する
まずは運転席の下方にあるボンネットのロック解除レバーを「ボンッ」と開いた音がするまで引いて解除します。
次に半開きになったボンネットの隙間に手をいれて中央奥にある解除レバーを引きながらボンネットを持ち上げます。
洗車の後にボンネットを開ける時はワイパーを立てたままにしていることが多いので気を付けましょう。私はそのまま開けて何度もぶつけています...。
ボンネットを開けたら固定用ステー(つっかい棒)の先端を指定の場所にしっかりとはめます。
続いてオイルの状態を確認します。
まずはオイルレベルゲージを引き抜き,ウエスに付いたオイルの汚れ具合を見ます。エンジンオイルのレベルゲージは大体の車で黄色かオレンジの樹脂製の取っ手がついています。自身がなければ取説を確認しましょう。
現状のオイルの汚れを確認してみました。結構汚れていますね。
続いてゲージを再度エンジン内部に差込み,ゆっくり引き抜いてオイルの量を確認します。
この時オイルの量が少なくなっていたらオイル漏れが疑われます。今回はFマーク(満タン)近くまで入っていたのでOKです。
ドレンボルトをゆるめて古いオイルを抜く
いよいよメインイベントのオイル抜きです。
これから古いオイルをエンジン底から抜きますが,走行した直後に抜くと熱いオイルがかかってヤケドするかもしれませんので少し時間が経ってから作業しましょう。念には念を。
車の下にもぐるため,私はレジャーシートを敷いて作業します。何かプロっぽくてワクワクします。
ドレンボルトの位置を確認してレンチで緩めます。ミラジーノの場合14mmのレンチで緩めます。
緩める方向は”反時計回り”です。回す方向を間違えると,最悪ボルトをネジ切りオイルが漏れだして塞ぐ手立ても無いまま途方に暮れることになりかねません。
そして工具でゆるめるのは”手で回せるくらいまで”です。
残念!!本作業で一番の見せ場でしたが,初めての撮影のため,自分が邪魔して写真が撮れていませんでした。でも,まあわかりますよね。ドレンボルトを反時計回りに回すだけですから。
もしも固くて緩まない時には,潤滑油(CRE5-56等)を吹きかけて少し時間が経ってから緩めてみましょう。とにかくここのボルトの扱いは優しくが重要です。
ゆっくりと楽しみながら出来るのがDIYの良い所ですから。
ボルトが緩んだら廃油トレイをセットして徐々にボルトを手で回していきます。
ドレンボルトを抜く時のポイント
★超重要★ボルトは車体側に軽く押しつけながら抜いていきます。
そうすることでボルトを回している途中にオイルが出ないので手が汚れません。
そして完全にボルトがネジ山から抜けたかなぁて時に,オイルが手にかからないように一気に抜きます。
ご覧の通り手袋をまったく汚さずにドレンボルトを抜くことができました。
さらに廃油の排出スピードを速めるためにエンジン上部のオイルフィラーキャップ(OILと書いてあったり魔法のランプのようなマークが書いてあります)を開けておきます。
上部から空気が入ると,オイルの流れが良くなります。
風が強い日にオイル交換作業はやらない方が良いです。
廃油が風にあおられて結構飛び散ります。
ドレンボルトをしめる
オイルが抜けたらドレンボルトをしめていきます。
その前に,ボルトはウエスでオイルをふき取ってからパーツクリーナーでネジ山を綺麗にしておきましょう。
これをしておかないと次のオイル交換時に固着して取り外しで苦労します。
そして新品のドレンワッシャをはめて準備完了です。
近所のカー用品店にドレンワッシャを買いに行ったら置いていなくて驚きました。
ダメもとでホームセンターTRIALに探しに行ったら,ピッタリサイズが置いてあってビックリ。ホームセンターも侮れません。
程よくオイルの排出が終わったらドレンボルトをしめていきます。
手順はネジ穴を清掃してからドレンボルトを手回しでネジの感触を感じながら回していき,最後にレンチを使ってワッシャが軽く潰れるぐらいにしめます。
最後の締め付けは要領書に規定トルクが示されていますが,私は感覚で締めます。
★ポイント★
要するにドレンホールをネジ切らない程度に締めればokだと思っています。
新しいエンジンオイルを入れる
ドレンボルトを適切に締めたら再度周辺をきれいに拭き上げ,車をジャッキから降ろしていよいよ新しいオイルを注入する作業に移ります。プロの方でも作業に慣れてくるとドレンボルトを閉め忘れたままオイルを注ぐことがあるそうです。落ち着いて確認しながら作業を進めましょう。
オイル缶を開封する
初めてオイル缶を買った時,どうやって蓋を開けたらいいかわかりませんでしたので説明します。
まずは簡単に蓋が開かないように上から被せてあるアルミのカバーを取っ手を持って引きちぎります。もしも取っ手が取れてしまっても柔らかい素材で出来ているのでニッパやペンチで取れます。
そしていよいよ蓋を開けたいのですが初めての時はこれがわからないんです。
蓋の中央が凹むまで両手の親指を重ねてぐっと押します。すると蓋が”ペコッ”と変形して蓋内側の刃が開いたままになるので外せます。
オイルジョッキで必要量を計量する
オイル缶を買った時に注ぎ口となる”ベロ?”が付いているのでジョッキが無くてもオイルを入れることは出来ます。
でも私は,注ぎやすさと何リットル入れたか分かりやすいのでジョッキの使用をおすすめします。
アストロで購入したジョッキ。左のメモリがアメリカで使われる単位でクォート表示。右のメモリが日本でおなじめリットル表示です。1クォートは946ミリリットルでおおよそ1リットルに近い値です。
今回撮影に失敗したため記事にしませんでしたが,オイルフィルタも交換したので取説によると2.3リットル注ぐ必要があります。とはいえ,ジョッキの中に余っても困るので少し少な目の2.1リットル準備して足らなければ追加する作戦としました。
適量オイルが準備出来たらゴミが入らないようにオイル缶の蓋を閉めます。
初めて開ける時に苦労したオイル缶の蓋は中央が凹んままの状態です。蓋を締めるためには一旦元の形状に戻さないといけません。
そのためにはまず蓋の中央(裏側)を親指でグッと押し込み,「ぺチン」と鳴らせて刃が閉じた状態にします。この時のぺチンは指に衝撃が走りますので覚悟しておいてください。
蓋の刃が閉状態になれば,あとはオイル缶の口に乗せて蓋のフチをグッと押し込んではめることが出来ます。
最後に注ぎ口まわりのオイルをふき取ったら終わりです。
蓋は閉まりましたが密封性は完ぺきではないので立てて保管しましょう。
何年も長期保管する場合は小容量の容器に移して缶内の空気に触れる量を減らした方がオイルの劣化が防げるそうです。
新しいエンジンオイルを入れる
さあ最終工程です。
オイルをこぼした時のために注ぎ口周辺をウエスで覆い,オイルフィラーキャップを開けて新しいオイルをゆっくりと注ぎます。
一気に注ぎたい気持ちを抑えてゆっくりと語りかけるようにオイルを注ぎます。オイルが溢れると周囲がオイルまみれでどうしようもなくなることを肝に銘じて。
オイルレベルゲージで油量をチェックする
ジョッキ内のオイルを全部入れたら最初の要領でオイルの量をチェックします。
この写真の場合,目盛りの”F”と”L”の中間を狙いたいのと,まだエンジンをかけてオイルを回していないのでもう少し油面が下がることを予測してもう少し追加しました。
軽自動車の場合,ゲージのFからLの間が500mLくらいと聞くので,中間より下だったらあと200mLくらいは入ります。
エンジンをかけて油量の最終チェック
最後にエンジンをかけて数分後の最終チェックです。写真のとおり中間より少し多めでGoodな量だと思います。
それにしても数分間アイドリングしただけでもうオイルの色が黒くなった気がします。もう次のオイル交換が楽しみです。
走行はしていないですが,アイドリング時のエンジン音が明らかに静かになりました。このクルマを購入してから初めてのオイル交換で,前オーナーがどんなオイルを使っていたのか,どれくらい交換していなかったのかわからないですが結構悪い状態だったのかもしれません。
後片付け
オイル交換で誰もが思う疑問が『古いオイルはどうやって処分するの?』です。
自治体のごみ収集で回収してもらう方法も活用しますが,私の一番のオススメは『店舗回収』です。
廃油処理ボックスで燃えるゴミとして捨てる方法もありますが,ボックスは200~300円するうえオイル缶を不燃ごみの日に出さないといけないという手間も増えるからです。
廃油の処分(店舗回収)
古いオイルは空き缶かペットボトルに入れてお店で回収してもらうのが一番です。
今回は近所のオートバックスで買ったオイルの空き缶に入れて店舗に持ち込み無料で引き取ってもらいました。不安があったのでオイルを買う時に無料で回収してもらえることを確認してあります。近所のイエローハットでも回収してもらえることは確認済みです。
それでは空きのオイル缶に廃油を入れていきます。
ダイソーで買ったジョウゴ(漏斗)で入れていきます。
ゆっくりです。急ぐと溢れて大惨事になります。もしもの時のために新聞紙は必ず敷いておきましょう。写真は少しはみ出ているので悪い例です。
漏斗に入れると黒さが引き立ちますね。
いよいよラストスパートというところで事件が発生しました。
最後の一滴まで流し込もうと廃油トレーを傾けたところ,中央の注ぎ口以外の所からオイルが流れ始めました。
こうなったらもう止められません。溢すまいと右に傾けたら今度は右からも溢れ流れ出る始末。
最後は中央の注ぎ口は無視してトレーの角で流せるだけ流して終了としました。
廃油トレーはオイルを注ぐ時のことも考えて買うべきでした。
機材の片づけ
今回使用した機材は次のように片づけました。
- レンチ等工具・・・ウエスで乾拭き
- オイルジョッキ・・・前後の蓋をしっかり締めて綺麗なビニール袋で保管
- 廃油トレー,漏斗・・・下敷きに使った新聞紙で拭き取りビニール袋で保管
- 古いオイル・・・店舗に持ち込み無料回収
- 汚れたウエスと新聞紙・・・可燃ごみ
- オイルフィルター,ドレンワッシャ・・・不燃ごみ
オイルジョッキはホコリやゴミが着くとそれがエンジンに入る可能性が高まるので清潔に保管することが重要です。私はビニール袋×2重に入れてからコンテナにいれて保管します。
オイル交換済みシールの貼り付け
機材を片づけ,手を洗ってから満を持してサインしていきます。
今回はシールを衝動買いしてしまいましたが,私はずっと買うつもりはありません。養生テープにマジックで書いておけば良いと思っていますので。
重要なのは書き漏らさないことです。
10万キロ目前の高年齢車ですし,前回のオイル交換歴がわからなかったので次回の交換は少し早めで2000kmで交換することにしました。
次回はエレメント交換も記事にします。
合格証をもらったみたいで少し誇らしく思えます。
オイル交換の全作業終了です。自分が触れた場所を一通りチェックしてまわり,しめ忘れが無ければ車輪止めを外して試乗ドライブに行ってみましょう♪
まとめ
ここまでエンジンオイルの交換方法について準備から後片づけまで説明しました。
そこまでシビアになるほど難しい作業ではありませんが,調べていけば各工程でちょっとしたコツがあるものです。
私はビビり性なので事前勉強したおかげで大きなミスも無く作業を終えることができました。
大きなポイントとして以下の10項目を気にかけてもらえたら初心者でも安心して作業できると思います。
素人が知っておくべきオイル交換10のコツ
- エンジンオイルの役割りを理解しよう
- オイルの種類や交換時期は愛車の取扱説明書の指示を参考にしよう
- 車の台数,オイル交換の頻度でジャッキ等の購入を検討しよう
- ジャッキアップは安全最優先で
- ドレンボルト緩める時は反時計回り。ボルトを抜く直前まで軽く押し付けながら回そう
- 風が強い日のオイル交換は避けよう
- ドレンワッシャは案外ホームセンターで安く手に入るので毎回交換しよう
- ドレンボルトの締め付けはほどほどにねじ切らないように
- オイル缶は立てて保管,オイルジョッキは清潔に保管
- 廃油処分は店舗回収がオススメ
オイル交換の魅力
オイル交換は30分もあれば終わる軽微なメンテナンスです。
しかし,車の心臓部であるエンジンに直接働きかける作業でもあるので作業を終えた後の達成感というか高揚感は私自身が想像していたものを遥に超えました。
今回アイドリングの音が静かになったことで効果が実感できたのが満足感に大きく影響していると思います。
そしてもう一つ。記事テーマから外れますがオイル抜き作業途中でエンジン下部にオイルのにじみ(雫)を発見しました。
漏れていること自体は良くないことですが幸い地面に滴るまで行かないにじみなのもあって,それを自分が発見できたことに妙な喜びを感じていたりします。
このオイル漏れをDIYで直せたら「メンテナンス」から「修理」にランクアップします。
症状が軽症なので今後漏れ箇所を調べて,出来ればDIYで修理したいと思います。
何はともあれ最も簡単で大きな満足感が得られるオイル交換は初心者さんに超オススメということをお伝えしました。
今回紹介した注意点・コツを参考にチャレンジする人が一人でも増えることを期待しております。
おしまい。
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